最高峰レストランのクオリティを、カジュアルに体験。FOODCLUBがもてなす、ARASのある豊かな「食」の空間。マネージャーの高鍬未翔さんとシェフの原口賢ニさんが語るカトラリーと器の魅力。

2020年8月1日、金沢駅西口の複合施設「クロスゲート金沢」にメンバー制フードホール「FOODCLUB」がオープンしました。ハイエンドレストランの料理をカジュアルに楽しめる空間。FOOD CLUBでは、ARASの実用性が高くユニークなデザインの器やカトラリーが使用されています。ARASの魅力について、FOODCLUBのマネージャーの高鍬未翔さん、シェフの原口賢ニさんにお話をお伺いました。

───ハイエンドレストランの料理を、みんなでわいわいしながらカジュアルに食べることができると素敵だよね。そんな空間を目指しました。

高鍬
ショッピングモールにあるフードコートは複数の既存の店で形成されたレストランの集合体ですが、フードホールは今までになかった特徴のある店を集合してつくった空間のことを指します。FOODCLUBはフードホールの業態であり、四つのキッチンブースと一つのバーカウンターから成り立ちます。

 プロジェクトを展開している私たちが所属する会社OPENSAUCEのコンセプトはFEEL MORE THAN EATING
───食べる以上に何かを感じる、幸せを感じる、新しいことを届けたいという想いがあります。全ての人にそのような新しい価値観や楽しい体験をお届けしたいということが私たちの一番の行動指針です。

基本的にミシュランスターはそのほとんどがハイエンドレストランです。それらの料理は限られた人にしか楽しんでいただくことができません。私たちが目指していることは、全ての人が楽しく、おいしく、安全な食体験ができる空間。それを形にしたものがFOODCLUBです。

ARASを選んだ背景

器に触れた時に感じる心地良さ。
一つひとつの設計。
全てが計算され尽くされている。

FOODCLUBには「鮨屋 ROKU by ZENIYA」「Westward Ranch Salad & Meat HOUSE」「#HASH HASHED BEEF & RICE」「Laboratoire L’aube SHOKO HIRASE」の四つのキッチンブースがあります。どのブースも一流のシェフたちが考案したラグジュアリーで洗練された料理を提供しています。「ラグジュアリー」と「カジュアル」というそれぞれに距離感のある要素を、柔軟につなぎ合わせる役割としてARASは機能します。ポエティックな意匠と頼りがいのあるその実用性───

高鍬
FOODCLUBではプロのサービスマンがお客様に直接お料理をサーブするわけではなく、お客様自身がキッチンブースから料理を受け取り、席まで運ぶことになります。例えば、器が磁器だと料理を運んでいる途中で落としてしまい、割れた器でお客様が怪我をする可能性があります。安全面や使い勝手という面を考えると、磁器ではない別の器をセレクトする必要がありました。

その時、私たちのレストランのデザインを協力してくださっているseccaの方々にARASを紹介していただきました。樹脂でつくられているが、ただのプラスティックではない。実際に現物を見せていいただいた時、手に持った感触や実際に使用した感覚が素晴らしかった。

原口
すごく使いやすいと思います。耐久性もあるし、形がいいので見栄えもする。楽しいお皿ですよね。ARASは色のパターンもいくつかあることと見た目のかわいさが魅力的です。「鮨屋 ROKU by ZENIYA」で使用しているお椀寿司の器は、小さなお寿司がちょこんとのってキュートな印象に仕上がります。

Westward Ranch Salad & Meat HOUSE」でサラダに使用する皿は波打った模様を生かし、そのラインを際立たせながら盛り付けています。「#HASH HASHED BEEF & RICE」のハッシュドビーフの皿「scoop」はお客様のことを考え抜いて設計されています。

また、この器を使用して定期的にパスタの提供もはじめました。ユニークな窪みは盛り付けに適していて、立体感を出しやすい。ソースの量が多いパスタでもしっかりと絡めて食べることができます。盛り付けが崩れないように、材質まで考えられている。個性的でありながら、主張が強過ぎず、料理との調和がとれたデザインです。まさにパスタを盛り付けるためにつくられた器だと思いました。

高鍬
職業柄、私は今までにたくさんのお店やホテルの写真を見てきました。ARASの魅力は、写真の中で料理が映えるということです。料理の魅力を引き出すデザインである。加えて、実際に使用した時にそれが計算されてつくられていることがわかります。ハッシュドビーフのすくいやすさだったり、お椀の下部に対する指の引っかかり。何より感動したことはカトラリー。スプーンを口に入れた時の感覚は忘れられません。

 想像していただきたいのですが、スプーンを口に入れた時に真正面から見ると、両端の部分が上唇の部分に当たってしまいます。そこに違和感を覚える人は少なくありません。ARASはその処理が見事です。スムースな口当たり。これは体験していただかないことにはわかりません。お客様からもスプーンを使われた時の反応がいい。軽くて使いやすいし、口運びもいい。職人レベルのシェイプの計算のされ方だということがわかります。

 

ARASのある風景

実際に使用した感覚から、「これからARASはどのような場所で活躍できるのか」についてお二人にお伺いしました。

 原口
イノベーティブな料理と相性が良いように思います。前衛的な料理にマッチする。もちろん、街のカフェテラスでも樹脂の白い器が出てきてもかわいい。オールラウンドですね。僕も今後FOODCLUBでパスタ料理を考案する予定なので、どのお皿を使うか楽しみです。

高鍬
ラグジュアリーホテルのビュッフェや朝食を提供している空間こそ、ARASは効果を発揮するのではないでしょうか。磁器はよく割れてしまいます。それが樹脂であれば割れない。ビュッフェではお客様が二、三皿を持っている光景を目にすることがあります。その度に「重たそう」「危ない」という気持ちになります。軽い磁器は高価なものに限られるため、それらの器はビュッフェでは活躍しづらい。ARASはそのような問題を全て解決してくれるのではないでしょうか。コスト面でも魅力的だし、重要なことはラグジュアリーホテルに宿泊されるお客様はモノの良さを感じるアンテナが敏感な方が多い。

使用しているカトラリーやワイングラス、器に関してお客様からご質問を受けることはしばしばあります。それに答えていくこともホテルマンの仕事の一つです。ARASのディティールは、実際に手に触れた人にキャッチされる。そういう人であれば「このお皿何?」と、ホテルマンやスタッフに質問することになるでしょう。そこからお客様とのコミュニケーションがはじまります。器やカトラリーがコミュニケーションツールとして機能する。

ARASのある豊かな風景

最高峰レストランのクオリティを、
カジュアルに体験。

高鍬
私たちがハイエンドレストランで提供しているラグジュアリーな料理たちです。食材のレベルを落とさず、料理人が手を抜いているわけでもない。料理のおいしさはもちろんのこと、そこで終わらず「こんな新しいものがあるんだ」というプラスアルファを感じていただくことが一つの想いでもあります。

 「天井の装飾な何だろう?」「どうしてここは円形ブースなのだろう?」「どうしてこのお皿とカトラリーを使っているのだろう?」「モバイルオーダーというものがあるんだ」

何か一つでもいいので、新しいことを感じていただけるとうれしいです。食べることももちろんそうなのですが、それだけではない。それが私たちのコンセプトである「FEEL MORE THAN EATING」に集約されています。私たちが提供するものは全てそこに行き着く。

FOODCLUBは、この「感じること」の体験を提供できているのではないかと思っています。それはARASに触れた時に感じる「何か」と共鳴するはずです。

器やカトラリーを体感する。
今まで手に取ったことがない人にも、ARASのある風景を、肌触りとかたちを、滋味と滋養と含蓄を。それらの魅力を味わってもらえるとうれしいです。

レストラン・カフェ等でご使用をご検討されている方はこちらまで